色んな人生を考えるブログ

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WRAP・ラップ 元気回復行動プラン

最近芸能人の方の「自死」が増えています。

私にとってショッキングだったのは、俳優三浦春馬さんの死でした。

年間3万人とも言われる「自死」。

改めて思うのは自分のことは「自分」にしか分からないということ。

周りの方は「どうしてこんなことに」「悩みがあるなら打ち明けて欲しかった」「自分に何か出来たのではないか」等様々な思いがよぎります。

しかし結局「自死」を選ぶとは、そんな単純なものではないということです。
そこでまず日頃から「自分が今、出来ること」をご紹介します。
「周りの方を悲しませない為」「自分の未来を守る為」の参考になれば幸いです。
私がこれを学んだのは10年くらい前なのですが、今改めてこの「WRAP」の必要性を感じており、改めて文字にすることで自分自身の気づきになればと思っています。
それでは、始めていきます。
私がご紹介したいのは「WRAP」です。
「WRAP」とは、あの音楽の「ラップ」ではありません(笑
「元気」「回復」「行動」「プラン」と単語に区切って
・「元気」 Wellness
・「回復」 Recovery
・「行動」 Action
・「プラン」Plan
この英語の頭文字をとって「WRAP」と呼んでいます。
まさに、「元気回復行動プラン」です。
以下「WRAP」と呼んでいきます。
「WRAP」とは、元気でいるために、自分が優れないときに元気になるために、自分で「責任」をもって、生活の「主導権」を握り、「自ら望む」ような人生を送るために、「あなた自身」でデザインするプランです。
「WRAP」は、心の痛みや強い感情の波に圧倒されてしまいそうな経験をしてきた人たちそして「元気」になり、生活を楽しむための努力を積んできた人たちが考え出したものです。
【元気回復行動プラン】の実践
元気に大切な5つのこと
・希望
・自分に責任を持つこと
・学ぶこと
・自分のために権利擁護すること
・サポート
「希望」
今はどうしようもなく、辛い気分におおわれていたとしても、「元気」になることができます。
自分にとって大切なことに向かって努力することが出来ます。
未来についてのひどい予測は必要ではありません。
それが役に立つことはないでしょう。
希望を感じさせてくれるような人とのつながりを持つことが大切です。
「自分に責任を持つこと」
自分には選べる自由があることを知り、選べる力があることを知り、主体的に対応を選ぶことです。 自分についてのエキスパート(専門家)はあなたです。
自分には何が必要で、自分は何を望んでいるのかを知っているのはあなたです。 自分の人生の主導権を握るのは、あなた自身です。
「学ぶこと」 生活のさまざまな面に関して、できるだけのことを学び、納得のいく意思決定ができるようにしましょう。
例えば、生活のスタイル、住まいの空間、余暇の過ごし方、人との関係、仕事、健康に関することなどです。 学ぶことで可能性が広がります。
「自分のために権利擁護すること」 自分の感じていること、必要としていること、望むことを伝え合うことで、お互いに相手のためにできることがわかり、お互いを尊重した関係で、でいることができる。
自分を信じること 人として当たり前の権利を求めてもよいのだと納得すること それを声に出す勇気をもつこと
「サポート」 誰もがお互いの力になることができます。
時には、自分が必要とするサポートを、自ら手を伸ばして得ることも大切です。
お互いが力になるような関係であるために、サポートに意識を向けてみましょう。
お互いのためにできる、最も価値のあることは「聴くこと」です。
頼まれもしないアドバイスをされたり、批判や判断をくだされることは助けにならないことに、あなたも気がついているでしょう。
【まとめ】
はじまりは、ごく小さな希望のきざしを感じることかもしれません。
それに目を向けると、そこから、希望が少しずつ、広がっていくことに気がつくでしょう。
そして、自分で責任を持つこと、学ぶこと、自分のために権利擁護すること、サポートのあり方へと、意識を広げることで、「元気」が生活に根付いていきます。

「WRAP」は、「元気」に大切な5つの観点に導かれた行動を、自分に促してくれます。

いかがでしたか?学んだ主要な部分を文字にしてみました。

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